2019年11月16日
わったー自慢の？ 外資ビール
５月にオリオンビール社から缶酎ハイが発売になったと聞いていましたが、やっと手に入れました。
ワッタ―自慢のオリオンビールですから、名前は「ＷＡＴＴＡ」チューハイ。
左から「フルーツシークヮーサー・ＭＩＸ９％」、「シークヮーサー・ドライ９％」、「リラックスシークヮーサー４％」。
元那覇警察署長、宮古群島政府知事を務めた具志堅宗清氏は、味噌と醤油の工場（のちの「赤マルソウ」）を引き継ぎました。
政治工作にたけた具志堅は本土の醤油の輸入禁止措置を琉球政府に働きかけ、自社の醤油の販路を飛躍的に広げました。
１９５９年にはビールの製造を開始、オリオンビール社を創業しました。
（参考資料：『沖縄大百科事典』、佐野眞一著『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』）
「オリオンビール社争議」事件とは？
「１９７５年、オリオンビール社の二人の役員が組織暴力団を使ってオリオンビール労働組合書記長らを脅迫、
さらに書記長の自宅に侵入し、鉄パイプで殴打して２か月の重傷を負わせた事件。」
「二人の役員」とは誰でしょうね。組織暴力団の組長はだれでしょうね。・・・だからよ～
現在、オリオンビール社の県内シェアは５０％に落ち込み、全国シェアはわずか０．９％です。
そんななか、今年１月にオリオンビール社が野村ホールディングスと、
米投資ファンドのカーライル・グループに買収される見通しと報じられました。
「オリオンビール社の保有不動産が買収の狙い」との観測も流れましたが・・・
画像は、２０１７年６月沖映通りにオリオンビール社が建設中の「JR九州ホテルブラッサム那覇」。
（２０１６年２月、歩道を歩くのは怖いな～と思いながらゴーヤー茶が撮影した建設中のブラッサム那覇）
今年７月２２日、オリオンビール社の代表取締役社長兼最高経営責任者（CEO）に選任されたのは・・・
カナダのスポーツウエアブランド「ルルレモンアスレティカ」の日本法人社長を務めた早瀬京鋳氏５１才。
かくして、「ワッター（私たち）自慢のオリオンビール」は、
野村（野村証券など）と外資系投資会社のものとなったのでありんす。
「野村ＨＤは外資ではない？」 いえいえ、野村HDの株主は34%が外国法人ですから。
オリオンビール社の買収に応じた当時の社長・与那嶺清氏は「沖縄のＤＮＡは残す」と言いましたが、
オリオンビールの味は変わらなくても、オリオンビール社の「ＤＮＡ」とは何をさすのでしょうか？
「ワッター自慢のオリオンビール」のコマーシャルは無くなるのでしょうね。
BEGINの唄「オジー自慢のオリオンビール」は、放送されなくなるのでしょうね。
ここで新ＣＭを紹介しなければならないところですが、ゴーヤー茶オジーはその気になれません 
「オリオンの株主数は599人のうち543人が個人株主（18年3月末現在）。
所有株主数の割合は48％。非上場なので市場では売れない。
高齢化した個人株主が現金化を求めるのも無理はない。
そこでファンド連合への売却で資金をつくることにしたわけだ。」
詳しくは、2019/1/23 日本経済新聞記事
Posted by ゴーヤー茶. at 09:16│Comments(0)
│果実と飲料
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