19年前の3月、神奈川県綾瀬市にショッピングモール「綾瀬タウンヒルズ」が誕生した。
沖縄ショップに惹かれて、車で1時間かけて行った時の画像。
綾瀬市といえば米軍厚木基地のある街で、電車の駅がない市として有名。
沖縄ショップは黒字化が難しく、数年で閉店してしまったが、
実は「綾瀬タウンヒルズ」そのものが来年の3月で閉じることになった。
土地の所有者である「綾瀬市」との借地契約が終了したから。
巨大なショッピングモールの建物がわずか20年で解体される。もったいない。
海老名市の「イオン」の建物は40年以上使用しているのに。
これが19年経過した現在の「綾瀬タウンヒルズ」だ。
信号のないここを渡る老人がいる。
大型トラックが猛スピードで坂を下る危険な道路だ。
3年ぶりに訪れた「綾瀬タウンヒルズ」の店舗数は70。
スーパー・サミット、しまむら、ダイソー、家電のノジマなど。
なによりフードコートがいい。わずか6店舗だが、テーブル・椅子席が広い。
6店舗を利用しないで自分で弁当を持ってきても排除されない。
老齢女性の「居場所」になっているのだ。
毎日おしゃべりにやってくる老齢女性グループがいる。
手作り弁当を持ち込んでいる二人のおばぁさん。
物静かなおばぁさんに大声で話しかける手作り弁当のおばぁさん。
説得しているのか、説教しているのか、数時間大声をだし続けてている。
4人でたむろするグループ、6人でおしゃべりするグループ、すべて老齢女性。
コーヒー一杯を注文し、あとは無料の水でおしゃべり会。
「あの人はむかし番長だったな」「ほら、女親分がきた」とつぶやく俺。
あの元気な老齢びとの「居場所」がなくなる。来年の3月で。
帰りのバスは1時間に1本。3年前は1時間に2本だった。
歩道がない民家すれすれを走る路線バス。
老人がふらついて倒れたらバスのひかれてあの世行き。
「老齢びと」の居場所がどんどん無くなる。
「老齢びとの居場所を作れ!」とプラカードを掲げて市役所ロビーを占拠せよ!
120円コーヒー1杯でマクドナルドを占拠せよ!
老齢びとよ、マクドナルドを100人でオキュパイ(占拠)せよ!