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2025年02月23日

通院の帰り道


通院の帰り道


口腔外科の通院。「白板症」は「がん化」していないことを確認。

古い病院の待合廊下は入院患者などたくさんの患者が通る。

自分も病人なのに気分が滅入る。

「あぁはなりたくない」と思ってしまうのだ。


流れ星


気分転換にドトールに入り、サンドイッチと薄い珈琲。

向かいの席にいる爺さんも同じものを食べている。


早い話が気がついたら人間だったわけで、それから生きてきたわけで、

どこへ行くかといったら、天国や極楽へ行くわけじゃなくて、

リン酸カルシウムになるだけです」(吉本隆明『老いの幸福論』)


通院の帰り道


「たんかん」の季節だが、お目にかかれない。

大きな干し柿、いや「あんぽ柿」。大好物だ。

硫黄で燻製にするとは知らなかった。


昨年、父方と母方の「除籍」を調べて、ともに「福島」ルーツがあることを知った。


スーパーで見かける「あんぽ柿」は福島県伊達産のものが多い。

「あまぼしがき(天干柿または甘干柿)」が「あんぽ」と訛ったらしい。


「安保粉砕!闘争勝利!」は1968年頃の掛け声だ。


流れ星


年を取ると「孤独」が増してくる。死ぬ時は「ひとり」だからだ。

60代と70代とは雲泥の差である。

三途の川が数キロ先に見えてくるのだ。

60代の身体は70代の身体の衰退が想像できない。


せめて月に1回くらいは、食後に「あぁ、旨かった」と言ってみたい。




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Posted by ゴーヤー茶. at 16:22 │老いるということ