暇 空虚 放置
「何もすることがない。むなしい状態に人間は耐えられない。
〈退屈とともに台頭してくる空虚放置への落ち込まないために〉、
私たちは何かやるべき仕事をもとめる」(国分功一郎)
9月1日、BSで「沢田研二LIVE2022-2023〈まだまだ一生懸命〉」を観た。
27曲を歌い続ける沢田研二を観て「暇を持て余している俺」に気づく。
俺は渡辺プロ臭の強い「ザ・タイガース」より、「テンプターズ」の方を好んでいた。
ジュリー(沢田研二)よりショーケン(萩原健一)をかっこいいと思っていた。
萩原健一の人生は68歳で終わった。
岸部一徳さんは77歳。
「ヤポネシア」という言葉を考えた作家・島尾敏雄の小説『死の棘』。
映画化された『死の棘』で主役を演じた俳優・岸部一徳。
70代後半から90代の敬愛する先輩たち----
谷川俊太郎 92歳
野末陳平 92歳
毒蝮三太夫 88歳
吉増剛造 85歳
小林稔侍 83歳
石橋蓮司 83歳
津嘉山正種 80歳
辺見庸 80歳
岸部一徳 77歳
高田純次 77歳
火野正平 75歳
小林薫 72歳
ケンパク(沖縄県立博物館)の掲示板に詩人「吉増剛造」を見つけた時の写真。
「プロフェッショナルと呼べる詩人は、田村隆一・谷川俊太郎・吉増剛造の三人ということになる。
谷川さんの本格的な詩、純粋詩の特徴は何かといえば、
第一詩集『二十億光年の孤独』からそれほど変わっていないと思う」(吉本隆明)
「一所懸命歩くようにはしてるんだけどね。あとは、意識の問題です。
〈自分が老いてる〉という意識が自分を邪魔してる、ということはありますね」
(谷川俊太郎)
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