2024年04月28日
誹謗中傷ビジネス
「堀江貴文」や「前澤友作」を騙った投資詐欺ビジネスが横行しているとの報道。
なぜ、堀江や前澤になりすますのか、考えてみれば分かる。
ブランド品の贋作が売れるのは、ブランド品が「売れるから」である。
堀江や前澤が詐欺ビジネスに利用されるのは、彼らがビジネスに成功したからである。
ビジネスに疎い有名人は、詐欺ビジネスに利用されない。
堀江が言うんだったら、前澤が言うんだったり、と信じるのだ。
堀江や前澤のように儲けられるかもしれない、と思うから騙されるのだ。
「堀江なんて、前澤なんて」と思っていれば騙されない。
堀江や前澤にも騙されないとおもっていれば、堀江や前澤の贋者にも騙されない。
アルマーニのリュックが30,000円で売っていた。
無駄金があれば買ってしまうかも知れないが、5,000円のリュックを買った。
ドイツの若き哲学者「マルクス・ガブリエル」(44歳)は、2019年に次のように警告していた。
「カルフォルニアの技術オタクたちだけにSNSを運営させていてはだめなのです」
「アメリカ版の言論の自由には、問題があります---
SNSで暴力的な言葉で人を誹謗中傷するのは---違法であるべきです」
「アメリカでは進化論を否定する創造説を信じる人々が大勢いますが、
進化論の否定や創造説の支持も違法であるべきです」
アメリカには「人類は神によって造られた」と信じている人が半数近くいる。
類人猿、猿人、原人、旧人、新人と「進化」してきたことを否定する人々。
「言葉による誹謗中傷」は、「言葉」と「集団意識」「個人意識」の誕生をもって始まった。
「日本人とコミュニケーションを重ねる中で、ある確信を抱いた。
それは相手が期待に沿わなかった時に、心の刀を抜くことだ」
「日本人は〈許すこと〉を学んだほうがいい」(マルクス・ガブリエル)
相手が期待に沿わなかったときに「心の刃を抜く」日本人。
この国では、権力者や富裕層が庶民に対して「刃を抜く」。
「辻斬り」資本主義と呼ぼう。
綺麗に咲いた花にはカメラが向けられるが、
枯れ落ちた花びらは、その存在すら知られない。
Posted by ゴーヤー茶. at 15:27
│共同幻想