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2024年03月16日

無名の鬼となれ 成田悠輔の引き際


SNSは情報の喫煙とも言えるもので、多くの害知的な害をもたらしています。」


インターネットは危険な情報の高速道路のようなもので---

道路に交通規制があるように、インターネットにも規制が必要なんです」

マルクス・ガブリエル(44歳) ドイツの哲学者


流れ星


キリンが「高齢者の集団切腹」を提案する成田悠輔を缶酎ハイCMに起用。

多くの批判を浴び、成田悠輔のCMを削除した。成田悠輔は削除されたのだ。


2023年11月30日、ゴーヤー茶という人のブログが出色なので再録する。


無名の鬼となれ 成田悠輔の引き際


性格形成の大部分は乳児期・幼児期で終わるといっても同じことだ。

・・・逆にいうと、この乳幼児期に形成された無意識の性格の変更は、まずできないということになる。」(吉本隆明)


流れ星


結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないか」と成田悠輔が発言したのは36歳の時。


彼は同時に、「やっぱり人間は引き際が重要だと思う」、「人は適切な時期に”切腹”すべし」とも発言している。


彼の「引き際」はいつなのか。彼が切腹する「適切な時期」はいつなのか。


流れ星


成田悠輔の発言に怒るリベラル老人がいるが、発言内容より、なぜ彼がこの発言をしたのかに俺は興味がある。


成田悠輔の「乳幼児期に形成された無意識の性格」に興味がある。


流れ星


若者は選挙に行くより、独立国をつくるべし」とも彼は発言している。


〇〇すべし」という上から目線の言い草は、かれの「乳幼児期」の性格形成を暗示させる。


彼には、「若者よ、おれと一緒に独立国をつくろう」といえないのだ。


36歳の成田悠輔は「若者」でも「高齢者」でもない。だから「若者よ」「老人よ」といえるのだ。


流れ星


成田悠輔 母」で検索してみると---「母」より「父」の生涯が壮絶だが、俺は母子関係に興味がある。



家庭はぐちゃぐちゃで、僕が小学校に入った直後ぐらいには、父親も働いていたかどうかわからないような感じでした。母親もサラ金の返済をするために、細々と働きながら。」


小学校に入ったあたりには、プレハブ小屋みたいな、プラスチックでできているようなすごく安っぽいワンルームアパートに家族4人で住んでいて。ゴキブリが出て起きるみたいな、もうだめだめの典型みたいな家庭にいたんですよね。」


成田悠輔にとって「家庭」は、「欠落」だったのか。


流れ星


いろいろな事情不登校気味で、満足に学校での教育を受けることもなく、ふらふらと10代を過ごしてしまった」


「(父は)夜中にギャンブルをしては、サラ金とか街金で借金を作ってきて、こそこそと家に戻ってきて、

それを母親が見つけ出して怒鳴り合いがスタート。だいたいその怒鳴り合いを聞いて朝起きる、

という感じの子ども時代を過ごしていたんですよね。」


「自分自身も体が弱くて、体力がなくて睡眠障害というか、学校に行く途中の道で寝始めちゃって。

ベンチでずっと昼まで寝てるとか、起きたら夜みたいなことを繰り返してるんです。」


https://logmi.jp/business/articles/327811 「ログミーBiz」より


成田悠輔にとって学校は友達に会いに行くところではなく、「教育を受ける」ところなのだ。


流れ星


「ワンルームアパートに家族4人」暮しだが、成田悠輔は「麻布中学・高校」に入学して卒業している。

いわゆる「お受験」、私立の中学一貫校のエリート男子校「麻布中学・高校」。

実は父親も「麻布中学・高校」卒業。成田悠輔の「お受験」は、父親の意思と推測される。


流れ星


成田悠輔は「データやエビデンスを活用することによって真の幸福が訪れるという「幸福なデータ奴隷」論を提唱」


俺ふうに言えば、「データや科学的根拠により〈真の幸福〉が訪れるという宗教的「共同幻想」の信者である。


真の幸福〉と〈母親〉から疎外された「乳幼児期の無意識の性格」からデータへの信仰(=奴隷)が生まれたといえよう。


そんな成田悠輔だからこそ、団塊の世代の「集団増加」は、「集団自決」「集団切腹」によって解決するとなる、データ的に。


無名の鬼となれ 成田悠輔の引き際


成田悠輔の発言を聞いた時、深沢七郎の『楢山節考』を思い出した。「姥捨て山」思想。優生思想。生産性思想。


「高齢者は集団自決を」という彼の提案は、ひょっとしたら自らの父母に向けた「復讐」の提案だったかもしれない。


バイデン(81)、麻生太郎(83)、二階俊博(84)、森喜朗(86)は「老人」という「データ」に過ぎない。


老人は火縄銃のようなものだ。撃とうと思ってから撃つまで時間がかかる。機関銃散弾銃にはかなわないが、時間をかければ大砲を撃つこともできる。


流れ星


ぼくは褒めてほしかったし、かまってもらいたかった。褒められた経験がないから、ぼく自身も褒められることがすごく苦手で、

人を褒めることもうまくできない大人になりました。」(堀江貴文著『ゼロ』)


「(母は)性格的にはとにかく激しい人で、他人の意見をひとつも聞かないまま、独断で物事を進める、

そして絶対に自分の意見を曲げない」(堀江貴文著『ゼロ』)


成田悠輔、堀江貴文---「乳幼児期に形成された無意識の性格の変更は、まずできない」(吉本隆明)


GOOD


吉本隆明・谷川雁とともに『試行』を共同編集していた文学者「村上一郎」は、

1975年、自宅で日本刀により頸動脈を切り自死を遂げた54歳


俺ゴーヤー茶は、村上一郎の個人誌『無名鬼』を定期購読していた。

「生きては有限の身となり、死しては無名の鬼となる」


1970年代、俺は村上一郎著『北一輝論』、『草莽論』、『振りさけ見れば』を読んだ。

成田悠輔よ、腹を切るなら54歳だ。お前は高齢者といわれる日まで生きのか。



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Posted by ゴーヤー茶. at 05:08 │あの人のこと