「不幸中の幸い」?
8月13日、普天間基地所属の大型輸送ヘリが沖縄国際大学に墜落、炎上した事故から20年。
あるYouTubeを見ていたら、この事故で死者がいなかったことについて、
「不幸中の幸い」という言葉が使われていた。
遠い昔から、この言い草に違和感を抱いていた。
死亡は「不幸中の不幸」で、重傷は「不幸中の幸い」なのか?
「なぜ自分だけ生き残ったのか」と苦しんでいる帰還兵に向かって、
「あなたは死ななかったのだから不幸中の幸いなのだ」と言えるだろうか。
安倍内閣「今村雅弘」復興大臣は「東日本大震災は東北で良かった」と発言(2017.4)
東京にとっては「不幸中の幸い」ということか。
「今村雅弘」は東大法学部卒。
「地獄の安らぎ」
「飢餓の満腹感」
パレスチナやウクライナで「不幸中の幸い」と言ってみろ。
軍用機の墜落現場に「幸い」など存在しない。
「五体満足なら男の子でも女の子でもいい」という表現に慰めなど存在しないように、
「不幸中の幸い」などという表現が慰めになると思うな。
「ゴーヤー茶さん、認知症になってもキーボードがたたけるなんて不幸中の幸いですね。」
馬鹿野郎! この世に「幸い」なんて存在するか。
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