放射能汚染 福島産「クロソイ」「あんぽ柿」
今年6月5日 「原発港湾で高濃度クロソイ 東電、移動防止の網設置」という記事が共同通信から配信された。
「東電・福島第1原発の港湾内で5月に捕獲したクロソイから、基準値の180倍となる18,000ベクレルの放射性セシウムを検出された。今年4月にも同じ場所で捕獲したアイナメから1200ベクレルのセシウムが検出されていた」
10月3日福島テレビ配信 【「あんぽ柿」全面解禁見送り 一部で基準超え放射性物質 県北地方の4市町に加工自粛要請継続】
歳を取ると「生柿」より「干し柿」の方が柔らかくていい。とくに「あんぽ柿」は大好物だ。そんなときにこのニュースを見つけてしまった。
「加工自粛要請」という言葉が気になる。「加工禁止」ではないのだ。「自粛要請」に応じないで加工することもできるのだ。
ゴーヤー茶が「福島産の生柿、干し柿」を購入するかどうかはノーコメント。自分の頭で考え判断すればいい。
吉田照美 画『品がないファイブの“学園天国”』
「福島県では原発事故後、福島市と伊達市、桑折町、国見町を対象に試験的に加工した「あんぽ柿」などの放射性物質検査を行っている。
2023年度の検査では、試験的に加工した伊達市の「あんぽ柿」・「干し柿」の一部で基準を超える放射性セシウムが検出された。
原料となる「生柿」の流通や製品の出荷は、4つの自治体をまたいで行われていることから福島県は引き続き、あんぽ柿などの加工の自粛を要請し、全面解禁を見送った。
4つの自治体では、複数回の検査を行うなど基準を満たした生産者に限り出荷を認める措置が継続される。」(福島テレビ)
EU(ヨーロッパ共同体)27か国は東電・福島第一原発の事故のあと、2023年7月まで、福島など10県で生産される一部の水産物や山菜などを対象に輸入規制を行ってきた」ことはあまり知られていない。
まだまだ福島産の水産物、農産物の一部は放射性物質に汚染され、出荷基準スレスレの状態なのだ。これは「風評」ではなく「事実」なのだ。
テレビ局では報道されないことで安心するこの国の国民は、自分の頭で考えることを放棄しているのだ。
ゴーヤー茶は、福島産の「あんぽ柿」が食べれるようになるまで長生きするしかない。
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