2006年05月19日
日本国籍「琉球民族」
「アイヌの人たちがアイヌ民族と呼ばれるのであれば、
私たちは間違いなく、琉球民族だ」という仲村渠シンシアさん。
『ネイチャー・イズ・ネイバーズ?』にはこんな会話が紹介されています。
① 「沖縄ってブタ料理ばっかりなのよねェ、私だったらとても食べられないわァ」
シンシア 「そうよねェ共食いになっちゃうもねェ」
② バイト先、北関東出身の男が、 「もう日本語は覚えたか」
「おい、言ってることがわからないか。やっぱり日本語が分からないか」
シンシア 「あッ、すみませーん。なまりがひどくて言ってることが分からなかったんですヮ」
③ 離婚してパブのキッチンで働いている男が、
「お前んとこの沖縄って、暮らしていけないほど生活が苦しいんだってなァ、大変だよなァ」
シンシア 「いやァ、食べていけなくなったら、夜はパブのキッチンで働けばいいし。
それよりも、お子さんの養育費ちゃんと払ってますかァ? 大変ですよねェ」
④ 「沖縄の人って目が大きいからすぐ分かるよね。ギラギラしてて独特だもん」
シンシア 「そうですねェ、こっちの人って、
開いてるのか開いてないのかわかんないような目をしてますからね」
⑤ 「あっちの女の子って爬虫類みたいな顔してるよね。ケケケッ---」
シンシア 「あっちの女の子は爬虫類で、こっちの子はマントヒヒって感じかなァ、ヒヒヒッ」
仲村渠シンシアさんが出会った
「不寛容な人たちと交わした会話」として紹介されていました。
そういえば、西表島竹富町議会議員をしていた津嘉山彦さんの話を思い出します。
「君は沖縄出身だから英語が得意だろう、英語の歌を歌いたまえ」と言った社長に対して、
「I am a boy」
と繰り返し唄った彦さんの気持ちと通じるものがあります。