石川文洋さん80歳と復帰の日
那覇市生まれの報道カメラマン石川文洋さんが北海道・宗谷岬を出発したのが今年7月。
夜はビジネスホテルなどに宿泊。食事はコンビニエンスストアの弁当。
9月27日には青森県を後に岩手県に向かっていました。
来年5月のゴールを目指して、11月14日には国道6号を茨城県東海村まで南下しました。
動画は「茨城新聞NEWS」より
1972年5月15日復帰の日、豊見城市の小学校で行われた討論会を取材する石川文洋さん。
黒板に書かれた小学生の意見を追ってみましょうね。
「復帰してもアメリカ軍は出ていいかない。基地はそのまま残る。
じえいたい(日本軍)は6,800人が沖縄にのり込んで(?)くる。」
「復帰を考えよう。」
「沖縄の人は、アメリカ人に殺されてもだいたいは、無罪なのでかわいそう」
「沖縄の人は戦争にまけ、やっと復帰したが自衛隊の日本軍が」
「アメリカ人は、人をひき殺しても監獄には、だいたいのアメリカ人は入らないからくやしい」
1938年生まれ80歳、北海道から沖縄までの3.500㎞の旅。
「琉球人・沖縄人の先祖たち、今生きる人々の怒りと共鳴しながら、私はこの本を、〈在日沖縄人〉として書き綴った」
石川文洋著 『フォト・ストーリー 沖縄の70年』 2015年4月21日刊 岩波書店 1020円
5月1日、那覇のジュンク堂書店にて購入。
石川文洋さん撮影の写真、一部カラーも含め196枚が歴史を刻んでいます。
ゴーヤー茶がお勧めする本ベスト10に入る本です。
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